雅楽潜入レポート!初心者の私が朝日カルチャーセンター新宿教室「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会を見てきた!古代日本の芸能にココロが清められるのだ。

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目次
1.雅楽を体験できる?えっ、私が行ってもいいの?
2.発表会が始まった。
3.朗詠「嘉辰(かしん)」のワークショップ
4.右舞のワークショップ
5.楽器のワークショップ
6.ガッティのMUSIC CAFE~雅楽奏者編
7.いにしえの音・歌・舞は、神聖なものを見せてくれた。
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1.雅楽を体験できる?えっ、私が行ってもいいの?

先日の雅楽奏者 中村かほるさんの楽琵琶コンサート。
今まで聴いた事のない雅楽の世界を見させてもらえた。
そこでもらったチラシに、カルチャーセンターで舞の体験や古の楽器に触れられるワークショップがあると知った。
「やってみたいなぁ~。」
どうもこれは日頃、このカルチャーセンターで雅楽を習っている方々の発表会だそう。
無料で見学ができるとのこと。
1/31(日)、新宿住友ビルの朝日カルチャーセンターに向かう。

『あらたしき年のはじめに』朝日カルチャーセンター新宿教室「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会に潜入するのだ。

日曜の朝10時。天気は快晴、寒い。
JR新宿駅西口の地下道を通りぬけると、こんな風景が開ける。
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

白いビルが新宿住友ビル。左に都庁がちらっと見える。
○十年も前、もちろん都庁もなかった頃、この新宿住友ビルや三井ビルのある副都心は東京の最先端な場所だった。
大阪から上京して、この高層ビル群を見て感激した。
新宿住友ビルの高層階の喫茶店(その頃、カフェなんてなかった)で、「やっぱり東京はすごいなぁ。」と呟いてた。今でもこのビルの前を通ると、懐かしいキモチでいっぱいになる。

と、記念撮影してると気づいた。
ねこがいる!
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

猫が大好きな私は、撫ぜてあげた。(喜んでるようだ)
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

よし、今日もいいことありますように。
新宿住友ビルに入っていく。
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

入るとすぐエレベーターホール。
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

上を見上げると、ほら。
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

万華鏡みたいだ。ここで口をあんぐり開けて、のけぞって写真をとる。
そう、新宿住友ビルは輪切りにすると三角のかたち。
雅楽の世界へいざなわれる私にぴったりではないか。

その気になって、朝日カルチャーセンターのある4階に上がる。

稽古場に身が引き締まるのだ。

朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

この時点でかなり緊張する。
私みたいな全くの初心者が来ていい場所なんだろうか。
今頃、おじけづく。
稽古場に上がるとき、白い靴下を履いて下さいとチラシに書いてあった。
旅館の和室の玄関みたいなところで、靴を脱ぎ、白靴下を着用。
その瞬間「ああ、旅館みたいだ。」て、のんきな気分になる。
いや、くつろいでるような場合ではない。
講座の生徒さんたちが準備に忙しそうだ。
稽古場が目に入り、気持ちを正す。

稽古場の様子。

稽古場の様子。

窓からは新宿高層ビルが。

窓からの景色も新宿高層ビルが見えてて素晴らしい。

稽古場に入ると、雅楽奏者で、右舞の講師 中村かほるさんが迎えてくださった。
手をついて頭をさげて「今日はお越し下さり、有難うございます。」と丁寧にご挨拶をしてくださり、私も反射的に同じように手をついてご挨拶する。
私は慣れない女将さんのようなスタイルだ。

古代歌謡の講師、石川高(いしかわ こう)さんがいらした。
笙(しょう)を片手でコロコロと回しながら小さな電気コンロで暖めている。
さすが雅楽奏者。(これは今日もいい映像が撮れるなぁとほくそえむ私。)
あれっ、着物じゃないんだ。
ちょっとがっかりしたが、おかげで緊張はなんだかや和らいだ。

笙(しょう)を暖める石川高先生。

笙(しょう)を暖める石川高先生。

ご挨拶をしなければと畳からまたいで、石川先生の座る板の間に行こうとした。
しかし躊躇するのだ。
部外者の自分が気安く板の間を踏んではいけない気がした。
陰陽師のように結界が張られて入れない、悪役真田広之の気分とはこういうものだろうか。
思わず、板の間に入っていいでしょうかと聞いた。
にこやかに招いていただき、ほっとする。
名刺をお渡しして、手をついて深く頭をさげる。
慣れない女将さんのように。

白い靴下を履く意味がわかった。
稽古場は神聖な場所なんだ。

2.発表会が始まった。

発表会は午前に第一部、午後に第二部。それぞれ1時間ほど。
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第一部のメニューは、
1.朗詠(ろうえい)「嘉辰(かしん)」
2.神楽歌(かぐらうた)「其駒(そのこま)」
3.右舞(うまい)「納曽利(なそり)」
4.朗詠「嘉辰(かしん)」のワークショップ
5.講師演奏「壱越調調子(いちこつちょうのちょうし)、春鶯囀遊声(しゅんのうでんのゆうせい)」
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朗詠(ろうえい)「嘉辰(かしん)」

「朗詠とは、詩歌を声高く歌い上げること。(デジタル大辞泉より引用)」とある。

石川 高先生が、笙(しょう)という、竹を使った管楽器を吹く。
生徒の皆さんが歌う。

いにしえの貴族達は、漢詩を声にのせて楽しんだ。
「和漢朗詠集」に収められた、お祝いの曲。
一番ポピュラーな曲で、お誕生日や祝いの日にうたわれるそうだ。
いつまでも元気でいてください、というお祝いの歌。

朗詠「嘉辰」の様子。

朗詠「嘉辰」の様子。石川高先生は笙を演奏している。

朗詠「嘉辰」当日の音声

神社にいる荘厳な空気に変わる。

笙は神社で聴くあの音なのだ。
だから、聴くと姿勢を正される気がする。

歌詞は、
「嘉辰令月(かしん れいげつ) 歓無極(かん むきょく) 萬歳千秋(ばんざい せんしゅう) 楽未央(らく びよう)」。
意味は、
「このめでたいよい時節を迎えて、私達の喜びには果てがありません。永遠の幸せを祝って、楽しさは尽きることがありません。」

めちゃめちゃ、ハッピーでうれしいってことか。

なかなか最初から縁起がいいなぁ。
咳がゴホンとでないか、おなかが鳴らないか心配になりながら、そんなことを思う。

神楽歌(かぐらうた)「其駒(そのこま)」

「神楽歌(かぐらうた)とは、日本の神道における神事で催される神楽において歌われる歌である。(Wikipediaより引用)」

石川先生が和琴(わごん)を演奏する。
和琴は日本最古の楽器だそうだ。

和琴(わごん)

和琴(わごん)

この拍子木みたいなものをパチンと鳴らす。

この拍子木みたいなものをパチンと鳴らす。これが効果的に聴こえる。

右舞(うまい)「納曽利(なそり)」

この舞は、龍の舞遊ぶ様を舞にしたという舞楽。後半の舞「急」の楽章が披露される。

朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

ゆっくりした動き。独特の間合い。
中村かほる先生の解説にあったが、止まっているように見えて、停止しているわけではない。どこかが動いてるそうだ。
印象に残ったのは、手先、指先、足の先の動き。
美しいカタチ(フォーム)を、そのポイントごとに決めポーズみたいになってるように見えた。

3.朗詠「嘉辰(かしん)」のワークショップ

石川先生の説明が始まる。
参加者には一緒に歌う譜面が配られてる。
見ると難しい漢字の横に線が引かれてる。
線が波になったり、上がったり、下がったり。

どういう意味なのかわからない!

どういう意味なのかわからない!

石川先生が笙(しょう)を吹き、参加者がうたう。

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みなさん上手に歌うので驚く。
どう歌うのだろうと思って譜面を見てるうちに終わってしまった。

講師演奏が始まる。

「壱越調調子(いちこつちょうのちょうし)、春鶯囀遊声(しゅんのうでんのゆうせい)」
石川高先生の笙(しょう)と中村かほる先生の楽琵琶(がくびわ)の演奏。
先生2人が登場すると、さすがに緊張感が増す。

左が中村かほる先生。

左が中村かほる先生。

朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

ここで第一部が終わる。
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第二部のメニュー
1.右舞「貴徳(きとく)」
2.神楽歌「千歳(せんざい)」
3.右舞「出手(ずるて)」
4.右舞のワークショップ
5.講師演奏「平調調子((ひょうぢょうのちょうし)、陪臚(ばいろ)」
6.楽器のワークショップ

そして午後から第二部が始まる。

右舞「貴徳(きとく)」

代表的な武の舞のひとつで、舞人は勇ましくも軽やかに、颯爽と舞う。前漢の時代、匈奴(きょうど)の王が中国東北部の帰徳候に封じられたという故事に因んだ舞で、王の舞としての品格を備えているといわれる舞。

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神楽歌「千歳(せんざい)」

「千歳(せんざい) 千歳 千歳や 千歳(ちとせ)の千歳や なほ千歳」
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神楽歌「千歳」当日の音声

右舞「出手(ずるて)」

舞人が登台して舞座に立ち定まるまでの舞。
本来は4人が舞うそうだ。
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4.右舞のワークショップ

舞の基本的な動きを体験してみる。
こんな流れだった。
手の中にゴルフボールのような丸いものを入れたようにして、腰骨あたりにつける。
テンポは非常にゆっくりと1,2,3,4。
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両手を開いて肩の高さまで。
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手を合わせる。
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右手だけ開いて、
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

手を合わせる。
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

左手を開いて、
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左手を合わせる。
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

手を元に戻す。腰に戻す。
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次は、右足立てるの動きの練習。
腰に手をつける。
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

受ける動作をして、
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足を摺って出す。
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

足を摺って元に戻す。
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

舞は踊りと違い、跳ねたりしない。
必ず、足は摺り足で。
ゆっくりとした動きなのだ。

講師演奏

「平調調子((ひょうぢょうのちょうし)、陪臚(ばいろ)」

5.楽器のワークショップ

和琴(わごん)、龍笛(りゅうてき)、笙(しょう)を実際にさわって、音を出せる。
先生がおしえてくれるのだ。
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

中村先生は龍笛をおしえてくれる。
「下に向かって息を吹くんです。」と中村先生。
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必死に吹くが、「で、でません!」と私。
楽しいのだ!
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朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

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先生「この穴を押さえて音を出すんです。
小さい穴が開いてるでしょ。裏側にも開いていて、そこを押さえるのです。」
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

両手を包むように笙をもつ。
右手の人差し指を竹の中に入れて、その中でも穴を押さえてる。

お稽古場は室内で寒くないが、この電気コンロの暖かさがやんわりした、和んだ雰囲気を醸し出す。
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笙はこんな譜面を使う。
どこの穴を押さえるかが書いてある。
かたちで覚えるみたいに見えた。
私にはこの譜面がイラストに見えて、とても美しかった。
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

笙は音がすぐ出るので嬉しい。
吸っても、吐いても音が出る。
自分で音を出すとなんとも言えない幸せ感でいっぱいになる。
この時、私が出してる音はこんな感じ。
適当に穴を押さえて、吹いたり吸ったりしてます(笑)。
石川先生に音を出してもらえばよかったなぁ~。

中に結露しないように、いつも乾燥させなければならない。
そのため、電気コンロで暖めてやる。
まるで生き物のように面倒をみてあげるのだ。
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石川先生が和琴を教えてくれる。
これは指がつりそうになる。
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「へぇ~、和琴の裏はこんなふうになってるんだ~~。」と感心したり。
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和琴(わごん)

和琴(わごん)

和琴(わごん)はこんな音がする。
石川先生に音を出していただいた。


六絃。桐の木でできている。古代歌謡の伴奏によく使われる。
カエデの枝分かれしているところをそのまま使っている。
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「琴軋(ことさぎ)」と呼ばれるべっこうのばちで弾く。
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紐で編んでいるのもとても綺麗だ。
葦津緒(あしづお)という絹の編み紐で絃を留めている。
(和琴-Wikipediaより引用。)
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鴟の尾(とびのお)。櫛(くし)型をして、とびの尻尾のような形。
雅楽の楽器は名称も美しい。
この櫛型の部分と同じ形をした楽器をもっていた埴輪(はにわ)も出土されているそうだ。
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6.ガッティのMUSIC CAFE~雅楽奏者編

笙・和琴・古代歌謡 石川高さんに聞いてみた。

朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

ガッティ「どんなきっかけで、雅楽の道に入ったのですか?」
石川高さん「高校時代、宮内庁の雅楽演奏会を初めて聴いて、非常に衝撃を受けました。日本にこういう音楽があることを知らなかったものですから。強烈な印象があった。それで習い始めました。最初は笙から始めました。」
「雅楽を好きになる前は、パンクロックやノイズ、現代音楽が好きだった。そんなぶっとんでた音楽を聴いていましたけど、雅楽が一番ぶっとんでると感じました。」

朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

ガッティ「お仕事をされていて大変だなぁって思うことはどんなことですか?」
石川さん「やめたくなるほど大変だったことは、今まで一度もないです。楽しいことのほうが多いので。」

ガッティ「お仕事をされていて、うれしい時ってどんな時ですか?」
石川さん「演奏がうまくいったときは、うれしいですね。」

朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

ガッティ「今日は中村かほるさんとご一緒の演奏でしたが、日頃は、お一人で演奏されたりするんですか?」
石川さん「合奏のほうが多いです。コンピューターを使った音楽家と演奏したりもします。最近は現代音楽など他のアーティストと即興音楽(インプロビゼーション)をすることが多いです。」

朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

ガッティ「私は今日初めて雅楽の楽器にふれて音を出しました。新宿の朝日カルチャーセンターでこんな講座があるんなんて知りませんでした。雅楽に興味はあるけど、まだ触れたことのない方々へ何かメッセージをいただけませんか。」
石川さん「雅楽というと、非常に専門的な人達がやっているようなイメージがありますけど、私達日本人の音楽なんだと思います。意外とやってみると親しみやすかったり。ぜひ身近なものに感じて始めてもらえればいいなと。今回のような発表会だけでなく、随時見学もできますので。」
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

朝日カルチャーセンター新宿はこんなところ。

朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

実は私は大学時代、何十年も前にこの朝日カルチャーセンターに来たことがある。1日だけの講座を受けてた。大学の講義が面白くなくて、ここの講座が楽しみだった。
さまざまな世界で活躍する、人気の講師がずらり。
心が浮き立つ場所だった。
だから、この発表会の日もどんな風に変わってるか、昔に通ってた学校を訪れるように楽しみだった。

ロビーはこんな様子。
壁には講座の説明が貼ってある。
テレビで見る方や話題の著名人、憧れのひとに教えてもらえるのだ。
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

絵の講座で使う画材もたくさん。
まるで画材屋さんのようだ。
私は絵が大好きなので、画材に弱い。

朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会
朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」合同発表会

何か新しいこと始めたいなぁって思ったら、朝日カルチャセンター新宿に遊びに行ってみたら?
新しい友達ができるかもしれないし。
知らない自分に会えるかも。
きっと毎日の生活が新鮮に見えますよ。
随時見学できる講座もありますから、朝日カルチャーセンター新宿に直接問い合わせてみてくださいね。

お問い合わせはこちら↓↓↓
朝日カルチャーセンター新宿教室
電話 03-3344-1941
平日 9:30~19:00 土 / 9:30~18:30
朝日カルチャーセンターTOPページ

雅楽の講座がカルチャーセンターにあるのは、大変珍しい。
この楽しさは実際に楽器にさわってみないとわかりませんよ。
声を出して歌うと、舞をすると、ビビってきますよ。
こんなに説明してて、私が言うのもおかしな話かもしれませんが。
面白いんだから。
私は笙が大好きになりました。

古代を舞う 舞楽・右舞 中村かほる先生の講座詳細ページ
古代を歌う・古代歌謡 石川高先生の講座詳細ページ

中村かほる先生の情報はこちら↓
中村かほる オフィシャルWEBサイト

石川高先生の情報はこちら↓
石川高 オフィシャルWEBサイト

7.いにしえの音・歌・舞は、神聖なものを見せてくれた。

笙(しょう)の音は、カラダに染み込む。
細胞の中まで。
共鳴してココロの奥が振動してる。
パイプオルガンの荘厳な空気にも似てる。
アンプのような電気の力で音を大きくしていないのに、感じる音は大きい。
どうしてなんだろう?と撮影中、何度も稽古場の天井や壁を見た。
特別に大きく反響するものでもないみたいだし。。。

朗詠(ろうえい)、神楽歌(かぐらうた)を聴くと、なにか神妙な心持ちになってくる。
神社に行くと、ココロがピンとするでしょ。
そういう緊張感が走る。
法事で聴くお経を唱える声にもちょっと似てるし。

右舞(うまい)は、なにかと交信してるようだ。
中学生の頃、インドネシアのバリ島で見たケチャダンスを思い出した。
日も落ちて、暖かい潮風が流れるなか、銅鑼(どら)、鍵盤打楽器がなり響き、男性合唱がどんどん沸くように重なる。
バリ島に行くと、見えない何かがあるのを感じた。
聖なるもの。大切にするもの。

笙(しょう)の譜面は、西洋音楽のコードでなくて、かたち(フォーム)を覚える感じ。
舞も動作・しぐさでなくて、かたちを身体に覚えこませる修練に見えた。

見えない大きな存在とつながるのだ!

この日、見せてもらった発表会。
古代の歌、楽器の音、舞が作り出す世界を、沸き起こる景色を静かに眺めてた。
神経を尖らせて。
観てると、感性が研ぎ澄まされる気がした。
日常で慣れ親しんでいる西洋の音楽とは、まったく異なるものなのだ。

想像しやすいのは、神社で聞く音や見る色、動き。
いつか感じた尊い存在に対して抱いた感情。
自分より大きな存在に対して、古来から受け継がれた敬意のカタチ。
それが雅楽の姿になってるんじゃないかって。
私はいつものように、また勝手に思ってた。

この「古代歌謡」「右舞(うまい)」の講座は、歌や楽器の演奏、舞がうまくなるためだけでなく、非日常の聖なるものにふれるチャンネルを育てるところな気がした。

発表会が終わり、新宿住友ビルを出たとき、すがすがしいキモチになった。
スッキリした気分でした!

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今回の取材にご協力いただいた石川高さん、中村かほるさん、講座「古代歌謡」「古代を舞う・右舞」の受講生の皆さん、
取材許可をいただいた朝日カルチャーセンター新宿教室の皆さん、
ありがとうございました!

そして、最後までこの長い記事を読んでくださったあなたに感謝です!
Thanks!
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ガッティの今日のスケッチ
帰りに新宿住友ビルの前で、江戸の恩ねこの玉ちゃん像を1分スケッチしました。
新宿住友ビル前の猫の玉ちゃん像

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今回の静止画・動画撮影で使用したカメラは、Olympus Stylus XZ-10(コンパクトカメラ)です。
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