ミュシャ展に行ってきた。こちらを見つめる眼差しに言葉を失った。

アート

その大きさに息をのんだ

4月13日(水)。
六本木の国立新美術館で6/5(月)まで開催されている『ミュシャ展』に行ってきた。

ミュシャ展

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桜も満開からすこし日が経った。
緑の葉がピンク色の合間に見えている。

日本でも人気のアールヌーボーを代表する画家ミュシャ。
今回の目玉はポスターではないようだ。

義理の姉夫婦が先日、観に行った。
あまりの大きさに感動したと聞き、行くことになった。

一般当日券1,600円を並んで買った。

(草間彌生さんの企画展も開催されているから、平日でもお客さんは多いのかな)

10分ほどで買えた。
平日だったからこれでも空いていたのだろう。

ミュシャ展は2Fだ。
入り口の前のガラス張りの壁面を見た。

「でかいなぁ」


実物大とある。
見上げていると皆さん携帯で写真を撮っていた。

中に入った。

最初に目にするのが『原故郷のスラブ民族』。

(星が降ってきそうだ)

深い青色の夜空。
星がまたたいている。

たて610cm×よこ810cm。

事前に勉強してきていない。
絵の前でことばが出ない。
大きいので絵のなかの世界に自分もいるように感じる。

今回はミュシャ晩年の『スラヴ叙事詩』20枚が見どころ。
チェコ国外で『スラヴ叙事詩』全20枚がまとめて公開されるのは世界初なのだ。

会場では『スラヴ叙事詩』20枚のうち、5枚は撮影可能。
ちゃんと撮影可能エリアがあるのだ。
みんなスマートフォンでバシバシ撮ってた。
わたしもスマホで気になるところを撮った。

『聖アトス山』

『聖アトス山』の左下の一部。動いている瞬間だ。

『スラヴ民族の賛歌』

『スラヴ民族の賛歌』の左下の一部。両手を拡げている女性に目を奪われた。


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実際の情景を瞬間で切り取ったよう

展示は前半が『スラヴ叙事詩』、後半はアールヌーボーのポスター、習作、出版物。

『スラヴ叙事詩』は歴史の瞬間をカメラで切り取ったよう。
登場人物たちの表情が心にささる。
人物のポーズが美しい。
『スラヴ叙事詩』のなかには人物が正面に向いてじっと見つめているものが何枚もあった。
その眼差しが恐ろしい。
生きているようだ。

後半の展示。
ポスターはやはり素晴らしかった。

紙に鉛筆で描かれた自画像。
これにびっくり。
無駄な線、迷っている線がひとつもない。

紙にペンで描かれたものも何度もじっくり見た。
街角で道行くひとをスケッチしたみたいに見えた。
かたい細い線で描かれていた。

出口前にはショップがある。
そこで図録を買った。

家に帰って絵の解説を読んだ。
NHKの多部未華子さんが出演している番組で
『スラヴ叙事詩』の生まれた場所を見た。

会期中にもう一度行ってみたいと思う。
今度はイヤホンの解説を聞きながらじっくり見たい。



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