林朋彦写真展「トコヤ・ロード」に行ってきた。

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床屋さんが面白い!

4月14日(土)、小伝馬町。
写真家の林朋彦さんの写真展「トコヤ・ロード」を見に来た。

「トコヤ・ロード」

そう、床屋さんのこと。
会場には、全国の床屋さんのお店を撮影した写真が並ぶ。

わたしは、昨年の夏、
銀座で開催されたグループ写真展「1961’s photographer」で、
林さんの「東海道中床屋ぞめき」の写真を見た。

今回は、その続編ともいうべき、
「トコヤ・ロード」なのだ。


写真家 林朋彦さんに聞いてみた



(どんなきっかけで床屋さんを撮るようになったんだろう?)

林さんが語る。

家族旅行で、伊豆に行った。
一件の床屋さんの前をクルマで通りがかった。

「すごい床屋さんだなぁ」

「あっ、これだ!」って思った。

お店の外観を撮った。
店内もオモシロイな、と。
お店のなかも撮らせてもらった。

旅行前にデジカメを買っていた。
新しいカメラで東海道を歩いて、何か撮りたいと思っていた。

軽い丈夫な三脚を買って、東海道へ。

そうしてトコヤ・ロードがはじまった。

週刊朝日3/31号


Facebookもきっかけに

ガッティ
「以前から、テーマをもって写真を撮っていたのですか?」

林さん
「20代のころ、シノゴ(大判カメラ)をもって紀伊半島をまわっていた。フリーカメラマンのときは、落語を撮影したり…」

林さんは、週刊誌、月刊誌のカメラマンとしてお仕事をしてきたひと。
以前にも、古い映画館や床屋さんを撮影したりしたこともあった。
そういう下地があって、トコヤ・ロードに辿り着いた。

林さん
「Facebookで、昔からの友人と会えて、カメラの情報もおしえてもらえるようになった。それが、仕事とはちがう、自分の写真を撮るきっかけになった」

その友人とは写真家の赤城耕一さん、小原玲さんたちのことだ。

店主の世界観が広がっていた

床屋さんの店内。
そこは生活空間になっていた。
林さんは居間のようだと言っていた。

そう、ただ散髪をしてもらうスペース、店舗には見えない。
床屋さんのご主人が写っていたり、看板ねこがこちらを見据えていたり。
細部に目をやってしまう。
気になるのだ。



カラフルな色が目に飛び込んでくる。
椅子が面白い。

オモチャみたいな、なんだかプラスチックな赤。
青森の床屋さんは、極彩色な空間。
主張が強い。

店主の世界観が理髪の仕事場に隅々まで行き渡っている。
同じ床屋さんの店内でも、飽きない。

床屋さんは面白い!

「えっ、これは何?床屋さんか!」

すぐ釘付けになる。
どのお店も個性的。
なにより見た瞬間に、色がココロに飛び込んでくる。
原色の世界。

お客さんが座るイス。
なにかアトラクションが始まりそうな予感がする。

林さんのトコヤ・ロードは続いていくんだろう。
次回も、「えっ、なにこれ?」っていう驚きに会えるのを楽しみにしている。
床屋さんは面白い。

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林朋彦さんのインスタグラム
hayashigraphy
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写真展「トコヤ・ロード」が開催されたギャラリーのすぐ近くには床屋さんがあった。さすが林さんだ。