スーパー耐久をはじめて観る
今回の富士スピードウェイ。
Vitzレースのほか、お目当てがこのスーパー耐久レースだ。
お台場MEGA WEBのVitz、86同乗会でいつも乗せてもらっている田ヶ原章蔵選手が出場するのだ。
田ヶ原さんが走っているところをまだ見たことがないので楽しみにしていた。
9月3日(土)。
午後1時からスーパー耐久の予選が始まる。
田ヶ原さんBIZCUBEチームのピットがどこだかわからない。
スタンドからピットをカメラの望遠でひとつづつ探す。
ポルシェゲートの方から見ていくがなかなか見つからない。
どうしよう。
ピットウォークパス(大人1,100円)を買えばよかったなぁと後悔する。
とうとうスタンドの端、NISSANの応援席まで来た。
すると、BIZCUBEと書かれたピットを発見。
やった~(たぶん…)
ちょっと不安だがパドックに直接行って確認することにする。
パドックに行くと、たまたま田ヶ原さんに会えた。
3時からの走行後にピットでクルマを見せてくれる。
(なんてラッキーなんだ!)
ピットウォークさえ行ったことがないので緊張する。
PITにはじめて入る!
予選の走行後、ピットを見学させてもらった。
レーサーひとりで戦っているわけではない
クルマに乗らせてもらえた。
ステアリングをはずして乗り込む。
シートの横幅が狭い。
ぴったりと体をつつみこむ。
なんとも言えない。
レース仕様の車両は運転席以外は座るところがない。
わからない計器がいっぱいだ。
ステアリングをにぎって走っているところを想像する。
レーサーはエアコンもないなか、2時間もぶっ通しで走り続ける。
レースは想像を絶する過酷な状況で行われる。
クルマに乗り込ませてもらうとそれが感じられた。
メカニックの方々が明日の決勝にむけて調整をしている。
田ヶ原選手がこのスーパー耐久の車両について説明してくれた。
ドライバーの運転席側のドアはしっかりしているが、それ以外は簡素なつくり。
とことん軽量化するためだ。
レーサー本人から話しが聞けるほど貴重なことはない。
メカニックからレーサーへバトンが渡される
レースはレーサーだけで走っているわけではない。
メカニックをはじめ、多くのチームスタッフが関わっている。
だから勝ち負けに関係なく、すべてのチームにドラマがある。
田ヶ原選手の話しを聞いていて気づいた。
まるで先日のリオのオリンピックで大活躍したリレーと同じ。
レース開始までメカニックが調整する。
そのクルマをバトンを渡されるようにレーサーがクルマを走らせる。
レース中もメカニックとレーサーはたえずバトンを渡しあう。
ピットを見せてもらい、レーサー本人から話しを聞けた。
最後に田ヶ原選手をスタンドをバックに写真を撮影する。
ピットの外に少しだけ出た。
すぐそこに時速300Km近くでスーパー耐久の車両が疾走していく。
そこから見えた景色は眩しかった。
お台場メガウェブで見てた田ヶ原さんとはちがった。
本当の田ヶ原さんの姿を見せてもらえた気がした。
震えてシャッターを押した。
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