年末、お正月は風邪で寝込んでしまった。
面白そうな番組を録画予約をしていた。
NHKのドラマ『富士ファミリー2017』
作:木皿泉
去年も正月にスペシャルドラマとして放送されてたのを知っていた。
小泉今日子さん、薬師丸ひろ子さんが出てるので気にはなっていたが見なかった。
今年は昨年の番組の再放送もあったので、今年とあわせて録画して見た。
去年のお話もよかった。片桐はいりさんが演じるおばあちゃんが面白かった。こころ温まるストーリー。
今年もまた楽しませてもらった。
ドラマのなかで感動したのはこんなシーンだった。
おばあちゃん
「新品の人間になれることば、おしえてやろうか?」
「“おはぎちょうだい”」
「どうせ私のことなんて信じてくれないんだから」
孫(大地)
「信じるよ」
おばあちゃん
「今、大地が魔法のことばをくれた」
「あんたのこと、信じるよって」
他にも魔法のことばが出てくる。
『ほんとだ。自分を必要だと思ってくれるひとがいるとどんな呪いも解けるよね』
ただ笑うだけの楽しいドラマだと思って観てた。
「独りで泣いたりしていない?」
「誰かにひどいこと言われたりしていない?」
「ありがたいことだな。生まれてきたことだよ」
キラキラしたセリフ。
日常生活で感じる気持ちにとても近いのだ。
ある意味、生々しい感情が表現されてた。
ことばのちからと美しさをあらためておしえられた。
正月からNHKに泣かされてしまった。
また来年の正月の続編を今から楽しみにしてる。