ニュル参戦のプロレーサーのアドバイスがもらえるワクドキスペシャルバージョンだ!
3月12日(土)。
今日はお台場MEGA WEBで、『フルブレーキ・スラローム体験スペシャルバージョン』の日。
TOYOTA GAZOO Racing ドライバー 井口卓人選手と蒲生尚弥選手にアドバイスがもらえるらしい。これは行かねばと事前に電話予約していた。
予約が1回目(11:00~)なので、10:30にはお台場到着する。
さすがに寒いし、人手が少ない。
海外の観光客もまだ僅かしかいない。
雨が降りそうな天気だ。
試乗コースはワクドキ仕様のレイアウトになっている。
気持ちが高まる。
ビーナスフォートの広場では、キッズ向けのカート教室の準備をしている。
子ども用のカートが並ぶ。
お子さんが乗って、親御さんがロープをもってあげるのだ。
フルブレーキ・スラローム体験は抽選
11時になり、MEGA WEBがオープンした。
メガウェブの扉が開くと同時に走り出している人達がいる。
まさか。
そうなのだ。
私と同じフルブレーキ・スラローム体験スペシャルに参加するために走っているのだ。
(抽選なのに、どうして走るんだろうか?)
この日はスペシャルバージョンなので、毎回その場で抽選をして参加者が決まる。
いつもは電話予約やその場で予約できるのだけど。
今更、走っても追いつけない私は内心焦りながら、ライドワンの受付へ小走りする。
小心者だ。
ライドワンカウンター前で受付を済ませる。
蒲生選手は体調不良でお休みとなり、井口選手のみ参加されると発表された。
初回は11:20~。
30名ほどの参加希望者に当選は3名のみ。
わたしは外れた。
それから何度も抽選がされて、とうとう朝からいた人達は皆参加できたようで、ライドワン受付前には人がいなくなる。
私は13:40~の回でようやく乗れた。
参加費600円をお支払いして、始まり始まり。
フルブレーキ・スラローム体験スペシャル始まる!
ライドワン受付横から外の試乗スペースへ。
ヘルメットとヘアキャップを渡される。
これを被るのだ。
最初は恥ずかしかったがもう慣れた。
(ヘアキャップはどうも子どもの頃のお風呂で頭を洗った思い出が蘇る。)
車に乗り込む前にコース説明を受ける。
今日は特別なので、井口選手から挨拶があった。
まずはインストラクターの模範走行に同乗する。
私も含めて3名の参加者がレクサスに乗り込む。
ここで勘違いをしていたことに気づく。
私は井口選手がインストラクター役をしてくれるのだと思っていた。
そうではなく通常と同じインストラクターの先生であった。
井口選手の模範走行を間近に見れるものと思っていたので、ちょっと残念だった。
たぶん、参加者はみなさん、そう思っていたようだ。
だからMEGA WEBオープンと同時に走っていたのだと思う。
模範走行の最初はアクセルのオンオフ。
これを3回する。
これはスラローム走行で必要になる操作。
カスタネットのように、テンポよくサクっと短く、床までアクセルを踏む・離す。
赤のパイロンが前輪の横に来たら、アクセルオン・オフする。
次はスラローム走行。
これも3回。
緑のパイロンを左右に避けながら走行していく。
さきほどのアクセルオンオフをしながら、ハンドルを切っていく。
スラロームをした後、井口選手にアドバイスがもらえるのだ。
最後はフルブレーキ。
1回のみ。
緑のパイロンからアクセルを床まで踏みっぱなし、つぎのパイロンでブレーキを蹴り上げるように思いっきり踏み込む。
井口選手からアドバイスをもらい感激の嵐!
模範走行を見た後、参加者はそれぞれ3台のレクサスIS350に乗り込む。
このレクサスは700万円以上するそうだ。
私はシルバーのレクサスに乗ることになった。
このドキドキ感が毎回たまらない。
運転席に乗ると、シート位置の調整。
シート前後、高さ、ハンドル前後・高さ調整をする。
シートベルトをして、発進。
アクセルのオンオフ。
これを3回。
スラローム走行を3回。
2回目、3回目のスラロームが終わると、井口選手がクルマに駆け寄ってくれてアドバイスをくれた。
マイクをクルマに見立てて、一生懸命に説明してくれた。
井口選手「スラロームはできていますが、目の前しか見えていない。もっと先まで見て操作をしていくようにしてください。」
私は目の前のパイロンを避けるのに必死で、先まで見えていない。
そのため、車体の移動が急すぎるのだ。
2回目にアドバイスをもらっても、3回目で修正できなかった。
井口選手はTOYOTA Gazoo Racingの現役レーサー。
ドイツのニュルブルクリンクの24時間耐久レースで走ってるひと。
そんなプロレーサーに自分の運転操作を見てもらえるだけで感無量だった。
井口選手にアドバイスをもらえて最高でした!
井口選手が丁寧に教えてくれたのには、正直驚いた。
初心者にもわかりやすい説明だった。
私は講習の後、ライドワンの真上にある『ルーキーズ・カフェ』で休憩した。
窓を見下ろすと、井口選手が参加者にアドバイスしているのが見えた。
アドバイスをするために、参加者のクルマに走っていく井口選手の姿がまぶしく見えた。
素敵なシーンが見れて、感動した!
さて、そろそろ帰ろうかとしていると、たまたまコンサルティングスタッフの方々が新プリウスの説明を始めるところに出くわした。
これから始まるのか。
お2人が息を合わせるように、アイコンタクトをして、黄色の新型プリウスに左右に分かれて進んでいく。
上の写真は、決めの位置で新型プリウスのプレゼンを始めているところ。
私は昨年10月に初めて行った東京モーターショーを思い出した。
メーカー各社のブースでは、演劇やミュージカルを思わせる極上エンターテイメントが繰り広げられていた。
このメガウェブではいつもプチ・モーターショーが見れるのだ。
先日のバレンタインの時期に、フルブレーキ・スラローム体験のため、オープン前のメガウェブ館内に来たことがある。
そのとき、コンサルティングスタッフの皆さんが開店前に発声練習をしているのを見た。
開店前、誰もお客さんがいない広い館内。
響き渡る声。
見えないところでトレーニングしている姿がキラキラしてた。
それを見れたのがうれしかった。
(ちなみにMEGA WEBのコンサルティングスタッフを「ミレル」と呼ぶそうだ。私は雑誌『ベストカー』の記事で初めて知った。)
日頃、ライドワン試乗やイベント(Vitzレンジャー、86・フォーミュラ同乗会)を作り上げてる人達を見てきた。
ここにもMEGA WEBの役者がいるのがわかった。
コンサルティングスタッフの皆さんのプロ意識を見せてもらえた気がした。