水墨画のイメージが変わる!
中山無窮さんは水墨画の画家。
大好きなアーティストだ。
わたしには水墨画というより、モノトーン水彩画に見える。
墨1色の濃淡で描いている。
8月14日(日)夕方、個展初日に行ってきた。
場所は銀座のシルクランド画廊。
新橋駅から歩いた。
10分くらいで到着。
無窮さんとの出会いは…
入り口にはキリンが。
画廊に入るとお客さんに作品の説明をする無窮さんがいる。
(さすがお客さんがたくさんいるなぁ)
個展の雰囲気を撮らせてもらう。
画廊の照明の色が無窮さんの使う墨の色に合っていた。
とても馴染んでいるので、観ているお客さんも作品のなかに浸れる。
この画廊はこれで2度目。
もう5年ほど前になるだろうか、
12月の寒い夕方にこの画廊の前を通りがかった。
ショーウィンドウに猫の絵が飾ってあった。
(これって墨?水墨画なの?)
ネコが大好きで自分でも家のねこをスケッチしていたので、
その絵の凄さに足を止められた。
水墨画の展示会みたいだが、
水墨画らしくない。
わたしにはモノトーンの水彩に見えた。
(どんなふうに描いているんだろう?)
画廊なんて入ったこともない。
それも銀座の画廊なんて敷居が高すぎて。。。
けど吸い寄せられるように画廊に入った。
どう見ても絵を買うような人には見えなかっただろうけど、
シルクランド画廊の方はやさしかった。
無窮さんは熱心に説明をしてくれた。
これが無窮さんとの出会いだった。
それから個展に伺うようになった。
そして、楽しみにしていた今年の個展。
昨年見た作品とも描き方、タッチがちがう。
そう、今回のテーマは『アニマルKARTA』。
絵がカードみたいになっている。
カードのなかに絵がはめこまれているようだ。
(いやぁ~、無窮さんまた変身したなぁ)
毎年、個展で作品を観る度にそう思う。
無窮さんはスタイルをどんどん変えていく。
進化している。
“変身”しているのだ。
あまりの細密描写にびっくり!
毎回聞いていること。
「どんなふうに描いているんですか?」
今回も聞いた。
するとスケッチブックを出して説明してくれた。
まずレイアウトを考える(下の写真)。
たとえば鹿をメインにするとき、
鹿をどの向きに置くか。
背景はどうするか。
写真は使わず、あたまのなかでイメージをうかべて描いていく。
無窮さんは日頃から動物園に行って写生をしているのだ。
それが作品づくりの大切な引き出しになっているようだ。
わたしは『純な瞳』という猫の絵がこの個展で一番好きだ。
無窮さんのブログで事前に作品はいくつか見ていたが、
今回実際に行ってみて、とても細密なのでびっくりした。
筆でこんなふうに描けるなんて。
鉛筆画のようだった。
中山無窮 水墨画展『アニマルKARTA』は8/20(土)午後5時まで。
水墨画をしている方はもちろん、水彩が好きな方にも面白いと思います。
動物好き、ねこ好きの方は必見ですよ。
画廊初体験の方、一度のぞいてみてね。
夏休みのいい思い出になりますよ(ガッティ)。
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