ソニービルが建てこわされる
9月18日(日)、銀座。
小雨がふってきた。
今日はソニービルのトーク・セッションに行ってきた。
Casa BRUTUS 編集長 松原亨さん、クリエイター 水口哲也さんがテーマ『都市と仮想現実の未来』でイベントを行った。
ソニービルは50周年
SONYは創立70周年。
ソニービルは1966年にオープン、今年で50年。
これから立て壊されて再開発される。
それを機に各界で活躍する人たちを集めてトークイベントをしているそうだ。
今回で5回目。
テーマの仮想現実、VR、ヴァーチャル・リアリティというのを見て面白そうなので行ってみた。
ゲーム好きでないけどVRに驚いた
VRとはヴァーチャルリアリティのこと。
私は以前、ヨドバシカメラマルチメディア秋葉原GalaxyコーナーでVRを体験した。
ゲーマーではないのでVRは特別に興味はなかった。
時間があるからやってみようかな軽い気持ちで。
Galaxyのヘッドセットをメガネのようにつけた。
それはまるで大きな水中メガネみたいだった。
360°に映像世界が拡がる。
下を向いても、後ろを向いても3Dで見えている。
鳥のように空を飛んでいた。
草原を駆けていた。
実際にやってみて驚いた。
想像をこえていた。
だれもまだ体感したことのない世界を知る水口さん
イベントではVRの最先端研究の現場にいる水口さんの話を松原さんもなかなか理解するのが難しいようだった。
そもそもヴァーチャルリアリティがことばを越えた体験。
表現ができない。
二人の話しのやりとりを見ていて、
ぎこちなく見えるのがまたこのVRの世界の醍醐味なんだろうと思った。
イベント全体にわたって、
VR最先端の現場にいる水口さんがいまどんな状況になっていて、
これからどんなふうにVRが進化していくかを説明してくれた。
松原さんが水口さんの通訳代わりになって、
一般のひとでも理解しやすいように質問してくれる。
私達の代わりにVRの疑問を水口さんに投げかけてくれる。
VRの宇宙をだれよりも知っている水口さん。
水口さんはいわば宇宙飛行士のような存在だ。
彼だけが体験していることがたくさんある。
それを言葉で説明するのが難しいようなのだ。
VRは、360°、3Dの世界。
水口さんが体感している世界は…
たぶん…
音さえも質感を帯びて聴こえる、立体となって体感される。
風もただ吹いてくるのではなく、色彩をもったカタチとなって流れてくるような…。
トークセッションはおもしろい
VRが進化してくると都市はどのようになっていくのか。
そのテーマはわたしにはよくわからなかった。
松原さんと水口さんのトークがうまくかみ合わない場面がイベントを通して見受けられた。
しかし、それがトーク・セッションなのだ。
ジャンルのちがうアーティストがその場でコード進行だけ決めていきなり演奏するのに似てる。
SONY、やるなぁ~。
最近元気ないけど、ずっと憧れのブランドだった。
面白いイベントを見つけられてうれしかった。
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ソニービルFacebookページ
水口哲也さんのWEBサイト
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