手書きは考えを呼び起こすのだ
『万年筆ベストコーディネイト賞2017』に行ってきた。
『万年筆ベストコーディネイト賞2017』は、
万年筆が最も似合う著名人を表彰するというもの。
ハートラインプロジェクトが行っているイベント。
国内外の筆記具メーカーが万年筆の良さを多くのひとたちに知ってもらおうという目的で、今年で14回目。
今年の受賞者は、モデルの松本孝美さん、女優の藤野涼子さん、ジャーナリストの田原総一朗さん、日本水泳連盟理事の平井伯昌さん(欠席)。
NHK朝ドラ「ひよっこ」に出演していた、女優 藤野涼子さんも受賞。
『ひよっこ』を見ていないわたしには、主演デビューの映画『ソロモンの偽証』が強烈な印象だった。
「日頃、万年筆はあまり使ったことがないので、これからたくさん使っていこうと思います」
正直なコメントが、とても爽やか。
そして、ジャーナリスト 田原総一朗さんが受賞。
「生の田原さんだ!」
仕事でイベント取材してきてよかった、と心から思った。
表彰式のあと、トークセッションがはじまった。
田原さんはパソコンでは口語になるので、原稿は手書き。
言論の自由がいかに大切かを語ってくれた。
万年筆は手書きの象徴だ。
字のうまい下手とは関係なく、そのひとが表現されていく。
思いを伝えることの面白さ、大切さをイベントがおしえてくれた。
華やかなイベントで緊張したけど、楽しかった。
なにより大好きな万年筆の授賞式を見れるだけでうれしかった。