『ドラゴン・ブレイド』は壮大な歴史スペクタル映画なのだ!
日活試写室に行けるのか~!
今日はスカパー映画部の試写会『ドラゴン・ブレイド』を観に、日活試写室へ。
日活の試写室は一般の人がまだ入ったことがないそう。
プレミア感満載だ。
緊張するではないか。
日活のビルの前で記念撮影。
こんなポスターがある。
外は寒いが気持ちが盛り上がる。
すると、寒い中、ビルの外で参加者を誘導する試写会スタッフの方がいらした。
丁寧に受付までご案内いただく。
うれしい。
そして、ビルの中へ。
ほぉ~。日活はこういう会社なんだ、と写真を撮る。
地下に降りると、壁には映画のポスターがずらり。
ドキドキする。。。
試写室の中はこんな。
一般のひとはまだ入ったことがないらしい。
試写会が始まる!
スカパー!の岡部さんからご挨拶をいただき、試写開始。
正直、意外だった。
こんなストーリー展開だとは思わなかった。
ジャッキー・チェンの映画。
カンフー系?なのかなと。
つい思ってしまう。
でも始まってびっくり。
砂煙舞うシルクロードが舞台。
スケールででかいんだ、またこれが。
「紀元50年、シルクロードの中国国境。・・・」
面白そうじゃないか。。。
オープニングから引きこまれていく。
36の肌の色が違う、言葉が違う民族が面白いのだ!
紀元前50年、ローマ帝国VS中国前漢西域36部族のお話。
36部族とは、肌の色も言葉もちがう民族なのだ。
この映画が面白かったのは、この36部族という点だと思う。
単純に2国の戦いではないから。
最初から終わりまで息をつかせない展開。
目を離せない。
私はこのようなシルクロードを舞台にした、東洋西洋の戦いを見たのは初めてだった。
こんな話も知らなかった。
制作費80億かけてる超大作。
みんな仲良くしようよ。
友情
異民族間の融和。
これが映画の奥底のテーマなのかなと、
私はいつものように、また勝手に思う。
いつものジャッキー映画のごとく、ちょっと笑えるコミカルなシーン。
これを見れると安心する。
この笑えるシーンがあることで、戦闘シーンに緊張感が増していい。
メリハリがついてて楽しめる。
敵を友となせ
ひたすら平和・和解の道を探るジャッキーの役どころ。
現実の世界情勢とつい比べてしまう。
こんな志の人達で世界があふれたらどんなにいいだろうって。
ジャッキー若いよな。
アクションをこなしてる。
それに驚く。
もうひとりの主役、ジョン・キューザック。
私はビデオで「フローズン・グラウンド」を観てた。
コワイ悪役を熱演してた。
うまい俳優さんだ。
映画の見せ場をつくる役の、エイドリアン・ブロディ。
イケメンは悪役がよく似合う。
私は映画館で観たナイト・シャラマン監督「ヴィレッジ」にも出てたみたい。
韓流好きにはお馴染み、韓国の人気アイドルグループSuper Juniorのチェ・シウォンも登場。
かっこよかったですよ。中国語も上手に話せるようだ。
私は日本語版吹き替えを観たので、よくわかりませんが。
日本語もペラペラだった。
いや、ちがうか。あれは声優さんの声だ。
やっぱり字幕を観たかったなぁ。
ラストシーンもまた意外。
最後まで息もつかせぬスリリングな展開でどんどん進んでいく。
2月12日(金)よりTOHOシネマズ六本木意ヒルズほかでロードショーです。
映画館でシルクロードの砂嵐にまみれた気分でお楽しみください。
私は試写室で観ましたが、大きなスクリーンの劇場で観たいと思いました。
映画館で観たら、迫力ありますよ~。
映画『ドラゴン・ブレイド』予告編
『ドラゴン・ブレイド』メイキング特報
2/12(金)公開映画『ドラゴン・ブレイド』ジャッキー・チェンご挨拶
今年もアカデミー賞授賞式がやってくる!過去の受賞作品をチェックするならスカパー!ですよ。
スカパー!「映画・チャンネルNECO」(スカパー!CS223/プレミアムサービス633Ch)では、ジャッキー・チェン主演作を2月より7ヵ月連続・計22作品を吹き替え版で放送します!毎週火曜21:00オンエア!
ムービープラスHD(スカパー!CS240/プレミアムサービス632Ch)では、「燃えよドラゴン」はじめ70年代アクションを放送!(2/8~10)
2016年2月28日(現地時間)に米ハリウッドで第88回アカデミー賞授賞式が開催されます。
スカパー!では2015年受賞作品をはじめとする過去受賞作品を各チャンネルで多数放送されます。
2015年作品賞・監督賞を含む4冠を獲得した「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」から、「6才のボクが、大人になるまで。」、「博士と彼女のセオリー」など2015年各受賞作品のほか、
「フレンチコネクション」、「ハート・ロッカー」、「シカゴ」など過去受賞作品も。
スカパー!でアカデミー賞作品チェックしてみてくださいね!
宣伝プロデューサーの筒井さんのトークショーが始まる。
アジア映画・香港映画の宣伝を多数手がけるフリーマンオフィス(株)代表 筒井 修さん。
筒井さんは、『ドラゴン・ブレイド』の宣伝のお仕事をされている。
トークショーは最近の映画業界のお話からはじまる。
「ジョン・キューザックやエイドリアン・ブロディが出てるので、一見ハリウッド映画に見えるが実は中国映画。いまは中国マネーが映画業界を動かしています。」
「昨年のミッション・インポシブル」でも中国企業のクレジットが出ています。去年の映画興行収入の世界2位が中国。中国のシネコンの数は3万くらい。日本はその1/10しかない。これから中国のシネコンはまだまだ増えていきます。お金が入ってくるので映画をどんどん作れるのです。」
「これまでは香港映画主体だったものが、中国の映画制作が力をつけてきました。以前は香港制作の時代劇のリメイクが多かった。日本に入ってきませんが、最近ではコメディやファンタジー映画もあります。映画会社は収支面があるので、中国の目新しい映画が日本に入ってこない。」
「エイドリアン・ブロディは子どもの頃、カンフー映画をよく観ていました。それでいつかジャッキー・チェンと一緒に仕事がしたかった。今回の映画のオファーが来たとき、エイドリアン自身が出たいと自ら言いました。」
「この『ドラゴン・ブレイド』には今回試写したインターナショナル版と中国大陸版があります。中国大陸版は冒頭5分長い。現在の歴史学者が登場するシーンから始まる。中国の若い人達に歴史に興味をもってもらうためにそのシーンを入れたそうです。現代のシーンを入れて、昔こんなことがあったんだよ、というように見せています。」
「『ドラゴン・ブレイド』は今までのジャッキーの映画と違います。歴史映画になっている。ジャッキーは1年間かけてこの映画の撮影にかかっていました。並々ならぬ情熱を注いで。砂漠はすぐ風が吹いて砂が舞う。そうなると撮影ができなくなる。天候がすぐ変わるので、厳しい撮影だった。」
「現場で撮影を見る機会がありますが、俳優さんは大変なお仕事だと。自分はやりたくないなぁ、と思ってしまいます。(笑)」
筒井さんが以前、実際にご覧になった他の映画の撮影現場の様子が語られる。
ブリジット・リン(『恋する惑星』主演の台湾出身の女優)の撮影だ。
靄(もや)が立ち込める中で、眼を見開く戦闘シーン。
ドライアイスでなく、石油缶に木を入れて燃やして煙を出してた。
普通の人だと、煙が眼に入って沁みて痛い。
しかし、ブリジット・リンはいっさい涙を出さなかった。
そして、カットがかかると、涙がひとすじ流れたのを見た。
それを見た時、自分にはできないなぁと思ったそうだ。
「香港の映画監督たちは、1960年代の日本映画を勉強していました。その後、自分たちの得意なアクション、刑事ドラマで映画をつくって、香港映画が東洋のハリウッドと言われるようになった。」
ここで質問コーナーにうつる。
私も質問してみた。
ガッティ「映画の買い付けって、どこかの見本市みたいなもので映画を買うのでしょうか?」
筒井さん「一番大きなものはカンヌ映画祭。ほかには香港映画祭、アメリカフィルムマーケットでも。大きな映画祭の裏側で、映画の売買契約交渉が行われているのです。見本市のような映画のマーケットが世界各地であるわけです。今月だとベルリン国際映画祭で映画マーケットがあります。国内の映画会社・ビデオ会社の国際部の人達が買い付けでベルリンに行きます。」
「関わりがある制作関係者から、監督はこの人で、こんな俳優さんで、こういうストーリーで今制作してます、みたいな情報が来る場合もあります。」
ガッティのMUSIC CAFE~映画宣伝プロデューサー編
フリーマンオフィス(株)代表 筒井 修さんに聞いてみた。
ガッティ「筒井さんのお仕事は映画の宣伝ということですが。」
筒井さん「映画をどんなコンセプトで宣伝PRしていくかを考える。日本語の映画タイトル、キャッチコピーとか。ポスターのビジュアルをどうするかをデザイナーさんと、予告編制作会社のディレクターとどんな予告編にするか、打ち合わせをしたり。そのような宣伝プロデューサーの仕事をしたり。」
「パブリシティといって、宣伝プロデューサーの意向に沿って、映画をどんなメディア媒体で宣伝していくかを考えたり。テレビや雑誌などに作品を持ち込んで、紹介してもらうよう働きかけます。」
ガッティ「お仕事で大変だなぁと思うときは、どんな時ですか?」
筒井さん「映画のパブリシティがなかなか決まらない時ですね。上映される映画作品が多いので、とりあげられる作品も限られます。テレビの場合、情報番組では映画紹介コーナーの時間も決まっているので。」
「劇場窓口やプレイガイドのチケットの売れ具合が少なかったり、映画認知度調査であまり知られていなかったりすると、宣伝コンセプトが誤っているのではないかと思ったり。そんな時がやはりつらいです。」
ガッティ「お仕事されていて、うれしかったことはどんなことですか?」
筒井さん「公開初日に劇場に行って、お客様がいらしているのを見るのが一番の喜びです。実際にお客様が映画を観て喜んで下さっているのがわかると、嬉しいです。」
今回のインタビューで、普段劇場で観る映画には、俳優さんたち以外に多くの人達が関わって、作り上げられてるのを実感した。はっきりわかったのは、みんな、映画が大好きなんだ。
フリーマンオフィスの筒井さんのお話から、映画宣伝に一所懸命に取り組んでいる方々の空気を感じられた。
“映画を愛してる”人達の活躍する姿が見えて、楽しかった。
手作り感が見えるスカパー映画部の試写会が大好きだ。
下の写真は、フリーマンオフィス筒井さんのトークショーのとき、参加者にお茶と一緒に配られたもの。
おそらく、スカパー映画部、配給会社、日活のスタッフの方々が手作りで詰め合わせてくれたのだと思う。
私はこういう手作り感でイベントをつくる人達が大好きだ。
家に帰ってから、日活試写室でもらったお菓子を食べた。
筒井さん、スカパー映画部・配給会社・日活のスタッフの皆さんのような、映画『ドラゴン・ブレイド』を支える人達。
ジャッキー・チェンのような有名な俳優達だけで映画はできていない。
映画が撮影されて編集されてからも、たくさんの人達が宣伝して、劇場の人達がお客様を出迎えて上映される。
今回の試写会では、映画を愛してる多くの人達が作品を送り出してるのを見せてもらった。
いただいたハート型の“ありがとう”せんべい。
気持ちが温まる。
試写会行けてよかった。
食べるのが惜しかったが、とてもおいしく感じた。
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試写開始まで時間があったので、スカパー!映画部の岡部さん(写真右)と記念写真をさせていただいた。
フリーマンオフィスの筒井さん、スカパー!の岡部さん、
取材にご協力いただき、感謝です!
ありがとうございました。(ガッティ)
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