三舩堀越OBSESSIONを丸ビル「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016」で観てきた!2人オーケストラのOBSESSIONは風神雷神のように嵐を巻き起こすのだ!

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誰もが聞いたことのあるクラシックの名曲が、三舩堀越OBSESSION色に染まっていく…

5月3日(祝・火)、東京駅前にある丸ビルに来た。
時間は18:30。
今にも雨が降りそうな曇り空。
少し寒い。

今日は初めてOBSESSION(オブセッション)を観る日なのだ。
ライブは20時からだがリハーサルから見ようと早くに来た。
丸ビルから東京駅の絶景を撮る。
ここは東京駅の写真撮影の重要スポットだそうだ。
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

OBSESSIONって何なの?

これは会場の座席にあったチラシ。
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

OBSESSIONはクラシックピアノの三舩優子さん、ジャズドラムの堀越彰さんのユニット。
辞書で調べたら“OBSESSION”は「取り憑かれていること、寝ても覚めても夢中になっていること」のような意味合いみたい。
どこかのファーストフードで「やみつきドッグ」というホットドッグがある。
(私も大好き)
それは細長いホットドッグで、一度食べたらまた食べたくなるというネーミング。
一度観たら聴いたら、虜になっちゃうユニットなのかな?

会場はこんなところ

OBSESSIONのライブ会場は、丸ビル1Fのマルキューブというイベントスペースだ。
このゴールデンウィーク中、東京駅前の丸の内界隈のビルでは『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』コンサートが開催されている。
音楽祭のように、丸の内エリアの三菱地所のビルで、クラシック音楽のコンサートを無料で観れるのだ。
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

見上げるとこんな感じ。
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

上から見下ろすとこんな感じ。
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

へぇ~大きな吹き抜けだ。
OBSESSIONの前のアーティストの演奏が始まって、音が聞こえてきた。
空間が広いが、音はよく聞こえた。
商業施設にしては恵まれたイベントスペースだと思う。
音響もいいし、なにより見栄えがいい。
後ろがガラス張りでおしゃれだもの。

リハーサルが始まる。

19:30になった。
座席に座るためにたくさんのお客さんが並んでいる。
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

リハーサルが始まる。

丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

三舩さんを見てると、なにやらギターでいうスケールのようなものを弾き始めた。
ウォーミングアップみたい。
近くで撮影しようとする。
だけど近寄れない気配が漂ってる。
以前、雅楽の舞台でも同じような経験をした。
このウォーミングアップも世阿弥の『秘すれば花』かな。
そんなことを感じた。
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

2人で曲を弾きだした。
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

(おっ、なにか違う…)
私はOBSESSIONはYouTubeでしか聴いたことがない。
(こんなに激しいのか…)

風を巻き起こし、雷を鳴り響かせた…

20時になった。
MC関本なこさんの呼び込みでライブが開始。
三舩優子さん、堀越彰さんが登場する。
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

演奏が始まる。
激しいのに驚く。
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

印象がまるっきり違ってた。
激しいのだ。
堀越さんのドラムって、こんなに鋭くて、派手なのか。
三舩さんのスタイルは大胆で繊細。
私は三舩さんがバリバリ弾くのを観るのが大好き。
ドラムの堀越さんはその三舩さんのピアノにぴったり応えてる。
緊張感とスピードがたまらない!
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

フュージョン。
クラシックとジャズの融合。
音楽ジャンルで説明してと言われれば、真っ先に思い浮かぶ。
だけどどうもその言葉もしっくりこない。
新しいジャンル。
2人はクラシックでもジャズでもない、自分達の音楽を作ってる。
だから既存のジャンルに当てはまるわけがないんだ。

丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

三舩さんのピアノを弾く姿は、ドラムを叩いているように見えた。
ピアノは打楽器だそうだ。
まさにそれを見せてもらった。
三舩さんのハイヒールがピアノのペダルを踏んでる。
リズムを刻んでるように見えた…
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

堀越さんのドラムにはメロディがあった。
ドラマーというよりパーカッショニストのイメージがした。
クラシック風にいうと打楽器奏者なんだろうけど、それもそぐわない。
ジャズドラマーというカテゴリにも当てはまらないと思う。
何よりその迫力ある演奏スタイルにびっくりした。
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

どこかで聞いたことのあるクラシックの有名な曲が、オブセッション色に染まっていく…
スピード感、緊張感があるかと思えば、ゆったりと繊細に曲が展開していく…

演奏曲目:
1.バーンスタイン:キャンディード序曲
2.ボロディン:ダッタン人の踊り(オペラ《イーゴリ公》より)
3.ラフマニノフ:「パガニーニの主題による狂詩曲」より第17・18変奏
4.ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
5.ピアソラ「天使のミロンガ」(アンコール)

風神雷神のように風を巻き起こし、雷を鳴り響かせるのだ!

2人とも規定外のアーティストだ。
三舩さんは純粋なクラシックアーティスト。
それでも私は以前からご本人とお話していて、クラシックから飛び越えて、ご自分のピアノを演奏したいんじゃないかって勝手に思ってた。
OBSESSIONの話を最初に聞いたとき、とうとう始まったんだと思った。
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

このライブはまさに俵屋宗達の風神雷神図屏風のようだった。

三舩さんのピアノで風が起こり、
堀越さんのドラムで雷が鳴り響く。

OBSESSIONの演奏で天気も変わっちゃう勢いなのだ!
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

ガッティのMUSIC CAFE~OBSESSIONにインタビューしてみた

三舩優子さん(ピアノ)堀越彰さん(ドラム)に気になることを聞いてみた

丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

ガッティ「ちがうジャンルのお二人がどんないきさつでご一緒に演奏するようになったんですか?」

堀越さん「三舩さんがピアノ3台でスウィング・ジャズの『SING SING SING』のリハーサルをされてた時に、ドラムが必要だってことになって。それで私がご一緒したのがきっかけです。その時に三舩さんとお話をしていると、なんとなくウマがあって(笑)」

三舩さん「堀越さんはジャズの方には珍しくクラシックがお好きで。以前にもクラシックの曲を使って演奏されてたり」

堀越さん「あまりジャズドラマーとかのカテゴリーが自分の中になくて。自分の公演をするときに、今日やりましたラフマニノフの曲をかけながらドラムソロのパフォーマンスをずっとやっていたんです。好きだったので。三舩さんの公演を聴きにいったときに、ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」を弾いてくれて。僕が今まで弾いていたタイミングとバッチリいっしょだった。「これ、できるな。一緒に」って思ったんです。そして次の機会にドラムセットを持ち込んで合わせたら、まずあの曲が一曲できちゃったんです。これだったらなにか(一緒に)できるかもと。それでレパートリーを増やしていったんです」
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

ガッティ「堀越さんは元からクラシックがお好きだったんですね」

堀越さん「クラシックの曲をジャズ風にアレンジするのではなくて、クラシックのなかに僕が入っていくことを、今まで実験的にやってきた。それがこのユニットに結びついたのかなと」

丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

ガッティ「三舩さんはどうなんですか?」

三舩さん「私は純クラシックですよ」

ガッティ「そうですよね。ピュア・クラシックですよね(笑)」

三舩さん「ドラムはまずありえないというか」

堀越さん「勘弁っていう感じでしょ」

(2人が顔を見合わせて笑ってる…)
(私もそれを見て楽しくなる…)

三舩さん「自分のなかでイメージも湧かないし。できるはずもないと思い込んでいたんですけど。初めて一緒に演奏したときに違和感が全然なくて。そこのあたりは堀越さんの天性の感覚でバランスをとって調節してくださったのかなぁと」

ガッティ「私は今日聴かせてもらう前は、堀越さんのジャズドラムの世界に三舩さんのクラシックピアノが入るようなイメージをもっていたんです。でも聴かせてもらったらフュージョンですよね。怒られるのかな、こんな言い方をしたら(笑)」

三舩さん「ミックスね」
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

堀越さん「ミックスする意味でのフュージョン、融合」

ガッティ「三舩さんの演奏も普段の服とは違った服を着てるみたいな」

三舩さん「まったく普段とは違うものをやっているという感じで。ここでしかできないジャンルというか」

堀越さん「僕としては新しいものというよりも、編成は特殊ですが、2人でオーケストラのようなダイナミクスを作り上げられたらいいなと」

ガッティ「ピアノとドラムと聞いて、なんか寂しい感じがしたんです」

三舩さん「なんか足りない感じ。弦が要る、サックスが要るとかね」

ガッティ「お二人(ピアノとドラム)だけだと見たことのないカタチだし」

三舩さん「トリオになると、とたんに役割も関係も変わるので。ピアノは一人オーケストラ」

堀越さん「ピアノに打楽器が加わるとオーケストラに負けないダイナミクスを持つんじゃないかと思うんです」

丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

ガッティ「堀越さんのドラムにはメロディがありますよね」

三舩さん「堀越さんは“歌うドラム”って言われているんです」

ガッティ「三舩さんは“叩くピアノ”(?)」

三舩さん「そうですね、そうやって交互に行ったり来たりができる」

ガッティ「そのあたりは実際に聴くと、思ってた印象と違いました」

丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

ガッティ「最後に、これからこんなふうに活動していきたいっていうのはありますか?」

三舩さん「オリジナリティのあるレパートリーを増やして、どんどん進化していきたい」

堀越さん「クラシックの曲はいいものが無限にありますから、その中から僕達ができるものを探っていきたい。具体的な目標は年内にCDをつくりたい。このユニットは可能性があるんだと、一人でも多くのひとに聴いていただきたい」

三舩さん「聴いてもらわないとわからないということが一番難しいですよね」

堀越さん「言葉の情報だけじゃ、なかなかわからないんです」

そうなんだ。
YouTubeを見てても、実際に見ると違うのだ。
音楽はライブで目の前の演奏を聴かないとわからない。
アーティストもそれを一番大切にしているだと、あらためて知った。

丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

ジャンルを超えてその先に向かうのだ!

OBSESSIONは既存の音楽ジャンルに収まらないのだ。
私はどうしても自分の知っている狭い音楽ジャンルで説明しようとしてしまう。

オブセッションは新しい音楽をつくってる。
だからジャンルはないのだ。
私の拙い音楽知識では説明できないので、みなさん一度聞いてみて。
体験してください。

三舩優子×堀越彰のスーパーユニット“OBSESSION”。
クラシックでもジャズでもなんでもいい。
難しいレッテルなんていらないんだ。
音楽を楽しむ、あの懐かしい体験がきっと蘇ってくるよ。
ほら、最初に音楽を聞いてココロの奥底で感動したあのとき。
カラダ中の細胞が沸き立つ感じ。
あったでしょ。
突然幸せな気持ちがいっぱいになって涙が出ちゃいそうになること。
私は三舩さん堀越さんのOBSESSIONを聴いて、そんなことをちょっと思い出した。

最後に記念撮影していただいた。
丸の内OBSESSION三舩優子堀越彰

三舩さん、堀越さん、取材させていただきありがとうございます!
感謝です!(ガッティ)
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三舩優子公式WEBサイト

堀越彰公式WEBサイト

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三舩優子×堀越彰OBSESSION
ライブスケジュール
2016年6月12日(日)OPEN18:30 START19:00
MUSICASA(ムジカーザ)東京都渋谷区西原3-33-1
MUSICASAサイトはこちら。
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2016年6月25日(土)OPEN16:30 START17:00
摂津響Saal(せっつきょうザール)大阪府高槻市原104-95
摂津響Saalサイトはこちら。
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2016年6月26日(日)OPEN13:30 START14:00
サロン・ドゥ・アヴェンヌ 大阪市北区堂島1-1-5梅田新道ビルB1F
サロン・ドゥ・アヴェンヌのサイトはこちら。
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三舩優子 × 堀越彰 - OBSESSION –


三舩優子 × 堀越 彰 – OBSESSION – Rhapsody in Blue – Gershwin

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