「このあいだのウソは悪くなかった」
と光崎教授(柴田恭兵)が真琴(北川景子)に語りかける。
ドラマ最後のシーンだ。
カメラが真横から固定で撮影。
「法医学教室へようこそ」
樫山(濱田マリ)が真琴に握手を求める。
そのタイミングでキャストのエンドロールが流れていく。
このきっかけが気持ちいい。
カメラ位置はずっと固定されたまま。
日のひかりが変わり、時間経過する。
古手川刑事(尾上松也)らと今までのように法医学教室の日常が描かれる。
セリフの音声はない。
エンドロールが流れ、
パントマイムのようにテーマ音楽が流れる。
劇場でお芝居を観ているみたい。
テレビのドラマっぽくない。
ちょっと大げさに真琴が光崎教授にしがみつく。
真琴「ねッ、光崎教授行きましょ!」と言っているようなシーンで黒背景エンドロールに切りかわる。
毎週楽しみにしていたWOWOWドラマ。
また終わっちゃった。
ドラマの締めの演出がよかった。
さすがプロ。
WOWOWは地上波ドラマとひと味ちがう。