版画ってこんなの?
10/21(土)、上野公園。
 版画展を見るために、東京都美術館に来た。
 上野駅の公園口の改札から歩いて5分くらい。



台風が近づいて雨が降っている。
 さすがにいつもの土曜日よりはお客さんは少ないみたい。
版画展の入り口に来た。
 
 
私は版画展を見るのは初めて。
 今回は、母の友人の作品が展示されているので、それを見るためなのだ。
 母も来たかったが、さすがに雨で、最近の気温の上がり下がりについていけず、しんどいみたい。
 代わりに私が来た。
入場料は600円だけど、招待券をもらっている。
 受付で「乙村ヤスコ」さんの名前を言って、展示している部屋番号をおしえてもらう。
会場は撮影OK。
(版画って、こんなにいろんな絵があるんだ)
中学のとき、美術の時間に版画をした。
 彫刻刀で板を削って、墨をつけて、紙に押し当て、擦った。
そんな黒白のイメージ。
 でも会場に並んでいる絵はとてもカラフル。
 今まで持っていた版画のイメージがすぐに変わった。
乙村さんの絵を見つけた。

 
2枚もある。

乙村ヤスコさん『痕跡~再生するか・た・ち』
『痕跡~再生するか・た・ち 』の感想
不思議なかたちだ。
 おたまじゃくしみたい。
 ブルーがきれい。
 水のなか。
 青のなかのピンクがきれい。
 細胞のなか。
 顕微鏡で覗いた世界。

乙村ヤスコさん『痕跡~記憶のす・が・た』
『痕跡~記憶のす・が・た』の感想
怖い。
 竜に見える。
 魚、鳥、お化け
 いろんな記憶のかたちが現れては消えていく。
勢いがあるのが乙村さんの絵。
 色の配色も美しい。
 自分のなかのイメージをかたちや色にするのは楽しそうだ。

 
版画って、こんなに広いんだ!
会場でとくに印象に残った作品。
モノトーンが好き。
 人物描写がいい。

南雲久美子さん『オルセー美術館の開場を待つ』

 
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 絵本のような世界。
 粗いタッチが素敵だ。

細水和子さん『都市の幻想01-11』

 
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 ねこ好きにはたまらない。
 一緒に大あくびが出そう。

高橋孝夫『目覚めⅢ』

 
版画は面白い
初めての版画展だった。
 どれもプロの絵だった。
 イラスト、水彩、絵がでこぼこしている絵まで、版画って広いのに驚いた。
いろんな絵を見て、自分らしい絵を描きたいと強く思った。
 うまくなくていいから、私らしい表現がしたい。
 上野の美術館にもっと行って勉強しようっと。

